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症状別の住宅改修の考え方にもどる
障害の質的な違い

3.中枢系の障害

脳神経の組織に障害を受けた場合は障害の及ぶ身体の範囲が広くなりがちです。脳は場所ごとに異なる働きをしており、つかさどる器官も異なりますので、どこに障害が生じたのかによって現れる症状は大きく変化します。


脳血管障害
片側半身にまひが生じることが多い。
言語や感覚などに多様な機能障害が生じる。
 
まひしていない手足を使ってつかまり立ちや伝い歩きができる場合が多くあります。


段差の解消や手すりの設置を行います。
一方通行になりがちなので廊下などは両側に手すりをつけます。
手すりは連続して設置するようにします。途切れる場合も持ち替えが可能な範囲で次の手すりに繋がるようにします。
具体的なリフォームプランのポイント
トイレ 車いす利用の場合は左右どちらのまひかによって便器の位置と手すりの向きが変わります。まひにあわせたレイアウトを考えましょう。
 
左まひの場合   右まひの場合





脊髄小脳変性症
細かな動きができないことがある。
バランスをとることが難しい。
 
動かせないわけでも力が出せないわけでもないので、脳血管障害とは異なる対応が必要です。


手すりの高さにも異なる配慮を。
体重をあずけて歩かれる場合に適切な高さとは異なり、手が差し出しやすい高さが好まれる。
具体的なリフォームプランのポイント
●転倒を防ぐために
移動 段差の解消。床はすべりにくいものに。
トイレ
・風呂
スペースをとり過ぎない。手すりなどつかまれる所を多くする。(家具などは固定する)





パーキンソン病
手足が細かく震える。
動き出すのが困難で動き出すと止まらなくなる。
転倒しやすい。


歩きやすさを考慮します。
歩幅は小さく爪先が上がりにくくなるので、段差の解消や床材の配慮が重要。
歩行経路をできるだけ単純で短くなるように心がける。
進行性なので将来のことを考え、車いすを使用しても介助がラクにできるように。


具体的なリフォームプランのポイント
扉の
付け替え
右図のように、ベッド・トイレから遠い側にあった扉を、トイレに近い壁につけかえることで、動線が簡単になり、移動がラクになる。






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