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具体的な改善方法は? 住宅改修講座 段差解消のいろいろな方法
段差解消の方法−2

2.傾斜路にする
最も手軽な解決方法として広く用いられていますが、スロープでの解決は段差の大きさに合わせて考える必要があります。

ア) 3cm程度の段差
三角形の断面のミニスロープを用いると簡単に解決できます。すり足気味に歩かれる場合に角につま先が引っかかることが少なくなります。
  
直進できる場合はシャワー用車いすや歩行車などの車輪の通過もスムーズになります。しかし廊下に面 した出入口に取付ける場合は歩行経路上にスロープが飛び出すことになります。
  車いすや歩行器での通行時に車輪の接地が不安定になります。出入口の全面に渡って床を持ち上げ、進行方向に沿った傾斜路となるようにする方が良いでしょう。

イ) 20cmまでの段差
段差が5cmを越えるような場合は注意が必要です。歩行で通過する場合は斜面に足をついた姿勢が可能かどうかの評価が不可欠です。特に、プラスチック製の装具を装着している場合や、リウマチなどで関節を動かせる範囲に制限がある場合は要注意です。
   スロープにしたためにまたぎ幅が広がったり、姿勢が崩れたりするかもしれません。このような人では、段差として残しておき、握りバーを利用して上り下りする方が安全です。
  車いすの場合は斜路の勾配がどの程度になるのか、斜路の前後に水平部分が確保できるのかといった点が重要です。勾配がきついと力が必要なだけでなく、足台が当たるなどの問題が生じることもあります。
  簡易型のスロープを利用のたびに持ち運ぶ方法では、負担が大きいために結局は使われなくなることが多いようです。
  介助者の状況によっては、段差のままで残したり、車いすが乗る寸法の台を置いて1段ずつ上がる方が合理的な場合もあります。
 

ウ)
20cmを越える段差
歩行できる場合はできるだけ緩やかな階段状にし、手すりを利用して昇降ができないかを検討します。斜面の歩行はかえって危険になる場合もあります。
車いすを利用する場合は、勾配を1/12〜1/15となるようにし、側面には脱輪防止のために5cm以上の立ち上がりを設けます。斜路の上下には水平の踊り場部分を1.5m程度確保します。50cmの段差を上がり下りするには9m程度の距離が必要になります。
 


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