自宅で介護、どうする? 初めての方の在宅介護心得
親が倒れた、さあどうしよう・・・

「お母さんの様子が変なんだ」という、父親のうろたえた声。「お父さんが転んでけがをして寝込んじゃったのよ」という母親からの電話。子にとって、ドキリとする瞬間です。他人事だと思っていた在宅介護が自分の身近に訪れました。さて、どうしよう、自分は何をすればいいんだろうと頭を抱え込みます。でも、頭を抱えているだけでは、物事は好転するはずありません。さあ、行動です。

[行動1]別居の場合は、とりあえずは、親元に駆け付ける

 親から緊急事態発生のSOSの連絡が入ったら、なるべく早く駆け付けましょう。仕事や家族の状況から難しい場合は、兄弟姉妹や親戚に頼みます。(日頃から緊急時に頼める人間関係を築いておくことが大切です。)親は、「何かあったら、うちの子はすぐに来てくれるんだ」と思えると、安心してくれます。

[行動2]悩んだら専門の相談窓口を利用する

 在宅介護がスタートすることになった場合、多くの子はこれから先のことに不安を抱え、いろいろと悩んでしまうものです。
 どうしたらいいのか、分からないことがいっぱい。身近に介護経験のある友人がいる場合は、相談してみるといいでしょう。そんな人が周囲にいない場合、他にも方法がないかと考えた場合は、思い切って専門の相談機関に電話をしてみましょう。相談員は大勢の相談に乗っているので、良いアイデアを提供してくれることもあります。


 役立つ相談窓口
  親の生活全般について相談したいときは、「高齢者総合相談センター」へ。高齢者に関する幅広い相談に乗ってくれます。各都道府県に設置されており、プッシュ回線「#8080」で通話できます。専門分野の相談窓口の紹介もしてくれます。  
  親が痴呆ではないか心配なときは、「精神保健福祉センター」へ。痴呆症など、主に精神面の相談に乗ってくれます。各都道府県に設置されています。  
  親の暮らす地域の福祉状況を知りたいときは、「在宅介護支援センター」や「保健所」「保健センター」へ。親の暮らす地域を管轄するセンターの連絡先は、役所に聞くと教えてくれます。福祉サービスは、地域によって実施状況が異なる場合があるので、具体的な内容を知りたいときは、その地域にあるセンターに聞くのがいいでしょう。  

[行動3]情報収集を積極的に行う

介護とは、いつまで続くか分からないことがほとんどです。できる限り、肉体的、精神的、金銭的な負担を軽減できるように、かしこく知恵を絞ることが必要になります。 知恵を絞るためには、情報収集が必要不可欠です。

 情報収集をするときに大切なこと
  何か知りたいことがあった場合や、どこかの相談機関に連絡をしても要領を得ない場合、1度や2度であきらめず、他の機関に電話してみてください。そこが持っていない情報でも、他のところが持っていたということはよくあることです。  

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