介護リフォーム虎の巻トップに戻る
2.日常生活の動線から考える

具体的な住宅改修のプランを立てる際に大切なこと、それはご本人の住居内における日常生活の動線を見直すことです。例えば寝室を改修した場合、あなたならベッドをどこに置くことをお勧めしますか。

○日当たりが良く眺めのいい窓際ですか?
○北枕は縁起が悪いので、それ以外の方角にすることですか?

その時にご本人がトイレや居間へ移動する動線への配慮はありますか。例えばドアへの道筋に何か伝ってゆけるものがあるでしょうか。このように想像することが、動線を考えることです。寝たきりに近い状態の方なら、まず、ベッドから起きあがること、そして次はドアまで辿りつくこと。やがてその意志は、食堂まで、お風呂までと広がってゆくことでしょう。


住宅改修を考えるステップ
では次に前章で決めた暮らしの目標を実現するために、動線から考えた住宅改修へのステップをご紹介します。
1) 移動方法を決める
目的の場所までの移動方法の選択です。歩くか、這うか車いすに乗るかなど、ご本人の身体状況を考慮しながら考えます。
2) 「どこで何がしたいか」を明確にする
居間でご飯を食べたいのですか。排泄をする場所は、ベッドの上、ポータブルトイレ、トイレのうち、どれを目標にするのでしょうか。日々の生活に希望を持つためにも、ここを明確にすることはとても大切です。
3) 「なぜ、それができないか」を考える
段差があるからですか。動線上にバリアはないでしょうか。また冬や夏であれば温度差も重要な用件になります。例えば冬の部屋間の大幅な温度差は、高血圧の方なら命に関わる重大事になります。

住まいの中にある様々なバリアを超えるために、まず考えたいことは「動線を短くする」ことです。トイレやお風呂を改修したけれど、そこに至るまでの距離が遠すぎて自力で辿りつけない・・・ということも多いのです。
ヒント集

| ご本人の想いに耳をかたむけよう | 動線から考える | 自立困難の解決法 |
| ページの上へ▲ |